「吸引攻撃に注意」
分類 :リヴァイアサン / Leviathan
サイズ:全長 約50.0m
体力 :5,000
危険度:極度の脅威 /
Extreme Threat
出典MOD:
Bloop and Blaza Leviathans
PDAデータバンク
浅瀬で見られる巨大な魚。
1. 体型:
極めて特異な体躯は伸長した球体のような形態を呈している。体側には二枚の大きな腹鰭を備え、強大な推進力を発生させると同時に、平衡を維持している。
顔には2対の目があるが、あまり発達しておらず、視覚に頼らない独特な狩猟形態を示唆している。
2. 口:
惑星4546Bにおいて確認されたいかなる生物よりも巨大である。口は大半の時間において大きく開かれており、近づいた魚類がしばしば呑み込まれてしまう。口腔内部、約7メートル奥に位置する第二の顎が確認されており、通常より大きな獲物を捕食する際に機能していると考えられる。
3. 吸引攻撃:
濾過摂食に加え、このリヴァイアサンは特異な狩猟技術を有している。咽頭より大量の水を専用の真空密閉腔へと送り込む能力を備えており、その大規模な水の排出が圧力差を生じさせ、周囲の物体を口部へと吸引する。
評価: 口の正面に立つことは禁物。吸引攻撃に注意
出典: ゲーム内PDAスキャン「ブループ」
Source: In-game PDA scan "The Bloop"
概要 / Overview
ゲームの難易度を大幅に引き上げる、極めて危険なリヴァイアサンを追加するMOD「Bloop and Blaza Leviathans」にて登場する、恐ろしい口と捕食方法を持った危険な生物。
生息地 / Habitat
- グラッシー台地 / Grassy Plateaus
- 北東キノコの森 / Northeast Mushroom Forest
行動 / Behavior
主にグラッシー台地でその姿を確認できる、巨大な口と二重の顎が特徴的なリヴァイアサン級生物。
生息域をゆったりと徘徊しながら、周囲の小型魚類を手当たり次第に吸い込むように捕食する様子が観察される。
奇妙な鳴き声と、体側面に並ぶ生物発光によって夜間でも視認は容易である。
脅威と対処 / Threats & Countermeasures
一見すると鈍重そうな印象を受けるが、実際は大きなヒレを使って活発に泳ぎ回る危険な捕食者である。
背後に回り込んでも、プレイヤーの存在に気付くと即座に反転し向き直るという厄介な習性を持つ。
最大の脅威は吸引攻撃であり、これに捕らえられると生身・乗り物搭乗中を問わず問答無用で即死するため要注意。
特に機動力で劣るプローンスーツでは、本種の接近を許さぬよう常に警戒が必要。
その生息域がゲーム序盤の探索エリアと重なるため、本種は序盤最大の障害となる。
グラッシー台地は装備が整っていない状態で訪れることが多く、シーモスやシーグライドを持たないまま吸引攻撃を受ければまず助からないだろう。
浮袋(Air Bladder)は序盤で貴重な緊急回避手段となるため、常に携行しておきたい。
また、海底に点在する大小様々な残骸に身を隠すことも有効である。
物陰をうまく利用すれば、至近距離で吸引攻撃を受けてもやり過ごすことができる。
なお、サイクロプスに搭乗中は一切攻撃を受けない。
ギャラリー
余談 / Trivia
- ブループ(“The Bloop”)とは、1997年に海中で観測された正体不明の巨大な音響現象を指す。
人工物によるものとしては不規則かつ強大すぎるその音は、「未知の巨大海洋生物による鳴き声」だとする説が広まり、現在でも多くの創作作品のモチーフとなっている。いわば、“巨大海洋生物マニア”にとっては定番の存在である。
観測を行ったアメリカ海洋大気庁(NOAA)は、後にこの音を「氷震」――氷河の崩落や大規模な氷塊の破砕――によるものと結論づけている。
一般的には「巨大なクジラのような姿で大口を開けた生物」としてイラスト化されることが多いが、本種(MOD版)のデザインはそれらとは異なる別のコンセプトアートを基にしていると考えられる。ただし、それがブループを描いたものかは不明である(参考: Redditに投稿されたイラスト)。